
title:
gateau aux SANZAthema: 冬篭り (ふゆごもり)
characters: 山査子〔さんざし〕のタルト
plot: パートブリゼ+ヘーゼルナッツクリーム+さんざしペースト
シュクレフィレ
story: 器作家さんとのコラボレーション企画
お皿は早くから決めていた独特の風合いのある黒のもの。(写真とは別)
そして、サンザシを使いたい。
ものごころついた頃から考えていた「山査子」を使ったお菓子。
漠然と思い描いていたものを形にする、自分自身との対話の作品。
お皿に負けないよう、色のコントラストをクッキリつけるため、また、サンザシの
酸味を「引き立てる」より「負けないような個性的な味」にするため、タルトの台は
パートブリゼという色合いが薄くなるパイ生地を使う。
中のクリームは皮付きのヘーゼルナッツ100%のクリーム。とてもアクが強い生地。
特有のエグみもあるので、少し不安。コクを減らす目的で、卵黄を少なめ。
クリームができてから、サンザシと合わせて、試しに「小ぶり焼き」・・・。
サンザシペーストは「ドライ山査子」、「山査子糕」(シャンジャーズガオ)、「希釈
ジュース」と合わせて煮詰め、クリームと合わせてタルトの下の方へ敷きこみ、
個性派ぞろいの二層に仕上げ。

濃厚なタルト。
土台はサクっ、ホロっ。
ひとくちひとくちにナッツの深み、サンザシの酸味、甘みが広がる。
たくさんほおばってはだめ。
ゆっくりと時間をかけて楽しむように焼いたお菓子だから。
大切な人との時間をたのしみ、少しでもながく居られるように。
おいしいお茶をいれ、心のこわばりをといて。
笑顔になれるよう、想いをこめたお菓子です。